米エネルギー情報局(EIA)によると、2019年11月度の原油・石油関連製品の総輸出量のうち日本向けは1983万バレルと前年実績2368万バレルから16%減少した。原油は前年407万バレルだったが、11月はゼロであった。
LNG(液化天然ガス)は1515万バレルで前年実績1545万バレルと横ばいであった。 石油製品の代替品の性格の強い石油コークスは227万バレルで前年の262万バレルとこちらも前年並みであった。
米中間については、11月の米国発中国向け原油・石油関連製品の総輸出量は399万バレルで、前年同月の187万バレルと113%の増加であるが、2年前の2017年の1496万バレルから見れば、1分の4程度の回復したにすぎない。
原油は185万バレルで、前年の25万バレルから伸びが見られる。 また、LNGも113万バレルだった昨年に対し、今年は135万バレルと多少増加した。 コークスも76万バレルと前年同月71万から微増であった。
これは、2018年の8月から米国の関税追加に対抗して中国側が米国からのエネルギー資源の関税を引き上げたことで急減が見られていたが、中国側の譲歩、見直しもあってか若干回復傾向にあるようだ。
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