米中間の取引については前月同様米国発香港と米国発中国本土向けでは大きな差が見られた。
牛肉については、中国本土向けの1−11月までの累計が、前年比34%増加の8782トン、金額で27%増の7007万ドルであったのに対し、香港向けは数量で、23%減少の8万3792トン、金額で22%減少の6億7634万ドルであった。
豚肉については更に顕著で、中国本土向けは1−11月累計で、前年比134%増の47万2811トン、金額で98%増加10億4230万ドルであったが、香港向けは数量で33%減少で8万1978トン、金額で48%減の1億3738万ドルであった。牛肉、豚肉ともに香港向けの減少が続いている。
豚肉の中国本土への輸出の急増の背景には、本年5月頃から中国本土でおきた豚コレラによる殺処分により国内産豚の減少が大きな要因であると見られ、米国からの緊急輸入の結果と思われる。
また、香港の市民規模でのデモ等も減少に拍車をかける格好だ。
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